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鋼の心

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2009年9月20日日曜
皆生 大山Sea to Summit 当日

午前5時目覚めて 穴蔵のような ホテルの部屋を出て
海岸に車を走らせた

会場の海岸には 多数の カヤックを積んだ車が一列に並んでいた
出場者は着替えて準備していた 
今日は波が高く カヤックは中止で バイクとランと知らされた

参加者は100人前後で 温かい雰囲気である

僕の新艇を見て 話しかけてくれる人もあった

しかし、選手達を遠まきに観察すると
明らかに マラソン大会のそれとは相違点がある

マラソン大会の選手達は 無駄な脂肪
そして必要以上の筋肉さへもそぎ落としているが

今大会の選手達は 明らかにマッチョだ
大腿は ゾウの様に太く 
大胸筋は誇張する様にせり出し 胸を厚く形成する

マラソンランナーはロータスのライトウェイトスポーツ
トライアスリートはOHV6000cc コルベットだ

この場所は ランナーのトレーニングだけでは 
戦いきれないのかもしれない

落ちこぼれランナーの分際の僕の個人的意見で失礼するが 
実はランナー専門者の体は
他の球技などのスポーツに応用しがたいように思っていた

持久力と瞬発力は相反し 担う筋肉も赤筋と白筋で異なる
実際 陸上の長距離選手で運動音痴を 多く目にしてきた
いったん体重の増えた中年ランナーが 
走るトレーニングをしても
その体重を担う負荷を担うべき筋肉が付き
その筋肉の重さがまた スピードを奪う
なかなか 食事制限しなければ
ランナーの肉体にはなっていかない現実がある

しかし それは それでいいんだ 食事制限なんて 必要ない
僕が目指していた肉体は ランナーの物ではなく 
むしろ トライアスリートの物だったんだ
この場で初めて そう気づいた

それに マラソン選手のスーツ姿って 貧素だよね
勿論 トータルで魅力的なんだけど 
女性マラソンランナーはセクシーさとは縁がない
(ホントに根拠のない 個人的意見なんで ランナーの皆さん 無視してくださいね)
まあ ゾウの足もスーツは似合わないけど どっちもどっちか?!


そんな風に考える僕は
実は 知らず知らずのうちに マラソンを早く走るより 
別の方向性を選んでいた訳なんだ
つーっても 中途半端で 方向性なんて 無いに等しくいけど・・・ 

さてさて 今日の選手達は  
イタリアやフランスの国旗のような 
華やかな彩りでボディフィットなウェアーだ

それは 空気抵抗を減らすことと 
さらに 自らの肉体を強調する意味を持つ

一方僕は基本的にはサッカーウェアを好んで愛用でっしゅ
自転車のヘルメットは娘のスノーボード用を拝借 
ジテンコは先日 楽天で購入した キズもの格安29800円だ
(約3万円だから さんちゃんと命名した) 
しかも 今日初めて乗る
どう見ても ダセー 
まっ いいか

それなりに数カ月 体をしぼって 自信をつけてきたつもりだったが
受験会場で他の学生が賢そうに見える気弱な受験生の気分にすこしなる

いじめっ子が少数の弱者をターゲットにするみたいに
やつらの ファッションの究極の目的は 
僕を 僕だけを威嚇することなのか・・
なんて びびってる自分を見つける

パパの最近の体 けっこう イケてるよ 
なんて 娘にコメントいただき 
エー調子になっていたが
楽天家の遺伝子を受け継ぐ者に 
客観性のある 意見を求める自体が
愚かだったことに気が付いた

やつらは 偶然ではなく 
自らの肉体の理想形をイメージし
それをデザインして 
作り上げてきている確信犯だ

まずは 19kmの自転車だ 
最初の5kmは 勾配はゆるやかで美しい 実り豊かな 
島根の 田園地帯
風のように さんちゃん(僕の愛車)は僕を運んでくれる

絶え間なくゆるやかに回る 風力発電の羽車が 
この丘が海風 山風を受け入れる
風の丘だということを教えてくれる

5kmを過ぎると明らかに上り坂だということがわかってくる
気が付けば 変則ギアは 一番軽いギアになっている
このコースはインタバル無しの 
延々の上り坂ということが 次第とわかってくる

おい さんちゃん もうこれ以上 軽いギアはないんですか?
そんなこと言われても無理でひ
29800円なりに おいらもせいいっぱい がんばっているんでひ

僕は さんちゃんと 互いに 言い訳 泣き言を 言いあう

下を向いて 前傾姿勢でひたすらペダルをこぐので
サングラスに汗が 溜まる

標高差700mをヒーコラ ヒーコラ駆け登り
約2時間で自転車ゴール地点へ 
そこから 着替え 徒歩で大山山頂に向かった
山頂ゴールで
約5時間 抜きつ抜かれつの 競争を繰り返した
戦友ともいえる選手と 互いの健闘を讃えあって 抱きあった

トライアスリートは 鉄人:アイアンマンと呼ばれるが
それは 鋼の肉体を指すだけではなく 
屈強な鋼の精神をも意味することが
言葉ではなく 乳酸を貯めた筋繊維で理解できた
もともと 頭で理解するタイプじゃないけど・・

僕の後にも 多くはないけど 後続の選手が 頂上を目指していた

いずれの 選手も 決して折れることのない鋼の心を持つ
愛すべき やからだ


はるか 遠くの 出発点である 海岸線を 見下ろして
かって目指した天竺に立つ僕は思ったIMGP0365sss.jpg
(写真3)
 

ムフフ・・
その鋼の価値は 下界に住む人々には わかるまい・・・

将に上から目線の発言
久々の 完走 今日だけは ほざかしてくれ~!
白状すると 何度折れそうになったか 鋼とは程遠い僕の心・・・
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ガンダーラ

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2009年9月26日(土曜)
 
皆生 大山Sea to Summit は 
シーカヤック 自転車 登山の3種目を通じ
海抜0mの海から1709mの山頂へと自力で進める 
いわゆる変形版トライアスロンの大会である

今日は明日開催される 皆生 大山Sea to Summit前日だ

主催者であるモンベル社の広報を見て
かってからトライアスロンにあこがれていた 僕は 
何のためらいもなく 熟慮もなく 
エントリーを決めたのは3カ月前である

今回は友人とともに参加する事はなく 
すべての意味で ソロでの参加だ

まずは 今日午後4時までに島根県皆生温泉に着き
エントリー手続きすることが僕に課された第一のハードルだ

この秋の中型連休に向けて インプラント治療で問題が出ている患者さんはないか チェックしつつ
土曜12時ぎりぎりまでの診療を済ませ 明け方に積んだ カヤックと自転車を積んだ 車をスタートさせる

エンジンをかけオーディオからビル エバンスが流れると 
たとえこれから 200kmの道のりを運転し 
明日には過酷なレースがあることを考慮しても
日々の忙殺される時間から 解放される安堵感を感じる


濃密なプロフェションの時間があることと 
そこから解放され 次のそして別の チャレンジがあることは
ともに 恵まれた人生であることに間違いはなく 感謝 感謝である

多忙の中 トレーニングの時間を捻出し 
淡々と 仕事の後走り 安堵感を得る日々を送るライフスタイルは 
今日の一日のあり様に象徴される  

渋滞もなく 予定より早く 皆生温泉に着いた 
エントリーを済ませ 一人海岸に出てみる


多くは南向きの陽気で男性的である
太平洋側海岸になじみがある僕にとって
夏の過ぎた 午後の日本海の海岸の表情は異質に感じた

グレーの風が 波をあおり 
弱いブルーの空は陰鬱で寡黙な雲が 満たされていた
(写真2)

陰気で几帳面な沖縄人や 陽気で色黒の東北女も 
おそらく世の中には 存在するだろう

しかし日本海が持つ 松本清張の砂の器的 特質を
先入観から 確信へと勝手に移行して しまったのは 
明日直面する難事に
デプレッションを感じていたからだろうかIMGP0317s.jpg


海から振り返り 明日ここから 自力で目指すべき
大山を眺める(写真3)

それは 非現実的にはるか遠くに雲をまといそびえていた

これから 在るとも解らない天竺を目指す 
三蔵法師の気分に僕はなった
 
悟空 も 猪八戒の援護もないこの50歳の三蔵法師は
その後一泊3800円のビジネスホテルに泊まり 
コンビニ弁当とビールを2本飲んで寝た
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朝霧インプラントセンター コイケ歯科医院

Author:朝霧インプラントセンター コイケ歯科医院
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