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インプラント・ミュージアム

プライベートの部分に仕事の話を
持ち込むのは 不作法だとの意見は
ごもっともだと思いますが

そもそも
このブログは 
ランニングや日常と重ね合わせてつつ
仕事にかかわる自分を語ろうという
趣旨のもとに はじめたものなのですから
ご容赦くださいませ


そこで 僕のNew Site をここに 紹介します

その名は Implant Museum


トップページの写真は娘の幼年期 そして義理の父です
残念ながら 若い女性は妻ではなく 単なるフリー写真素材です

みなさん ご意見 いただけたら 幸いです


http://www.implant-museum.jp/




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コンピューテド トモグラフィー Computed Tomography


CTとは体の中を透視するマシン
具体的には検査機を身体の周りを一周させて
X線をいろんな方向から照射し、その結果をコンピュータで処理して
立体的な映像を再構成する機械だ

今回僕の歯科医院でも このマシンを購入することになった
そのいきさつを この日記に書きとめておくことにする

それは 僕のインプラントに対する想い スタンスを明確に整理する いいきっかけとなるようにも思われる

僕のブログは基本的には 本来そうあるべき 姿だが
自分に語る日記なんだ
たぶんそれ以上のものではなく 以下のものでもない
思いを文字にすれば 
本来理系の頭脳である僕には
世の中の事象が明白になってきたものだった

だから どんずまった時には 何度も何度も
つぶやくように読み返す 

そもそもCTなんか必要なかった それに嫌いだった

僕がブローネマルクインプラントを始めた15年前は
ブローネマルク教授の愛弟子の一人であるスェーデン人講師から
教わった 

それは 道具主義ではなく スキルディペンデントでありながら 
理論にもとづいた曖昧な部分はない世界だった

インプラント治療に置ける生体のリスク事項は以下の3つ 
たった3つである 

1. 下顎の骨内にある下歯槽神経の損傷 
2. 翼突静脈叢からの出血 
3. 顎舌側の全てのエリアのドリリング時の骨穿孔である

1. に関しては従来のパノラマレントゲンで十分対応できた
2. についてはCTがあっても 高い経験を必要とする

3. については まずは労を臆せず 確実に粘膜を剥離することが基本事項で CTを撮ったから 剥離を最小限にできるという姿勢が 血腫による気道閉塞による死亡事故を  起こしている
 
ナビどおりに車を走らせても 周りの風景を直視しないと 運河にはまってしまうのに似ている
やるべき 基本事項を怠っているから 起こる事故である

美容整形で脂肪吸引チューブにて腸を損傷死亡
 
内視鏡で腫瘍摘出時 内臓を損傷

開腹手術に切り替えるが 死亡した事例

これらは 外科的な切開範囲を小さくし 
直視で見えない部分を科学の目でみておこなう手技を施行した時に起こった事例である
CTがあれば 素人でも大丈夫という発想が
水面下にあるのは危険である

近年 CTがあれば いいインプラント治療をしているという 
そんな風潮があった

勿論設備は整っているほどいい でも 装備するべき優先順位が狂わされているように思えた
CTは3000万円近くする  

CTの利点

CTは 術前に骨のボリュームが計られ はたして インプラント治療が可能かどうかが経験が少なくても術前に理解が容易である
ところが僕がインプラントを始めた頃はCTが一般的ではなく

骨がなければ 骨を再生するという技術と姿勢さへあればなんとかなる
やると決めればぜったいになんとかするという
そんな スタンスが形成できたのである

必要と思われる以上の 機材や 移植材も充分の整え 
幾種もの種類長さ 太さのインプラントを充分在庫に置いた

いつ何時 何人に闘いを 臨まれても うけてたとうという 猪木状態だった

実を言えば いきなり勝負の現場でのその土壇場感が無性に好きだった
サッカーで周囲を包囲され そんな状況でも 突破してゆくジダンの気分を共有できる気持ちだった

実際他院ではどうにもできなかったケースも うまくやっつけられた
僕は高揚感をいつも感じることできた
そんな年月が15年積み重なった


それでも CTを買う時期が来た

CTでも廉価版が出だしたので 買ってもいいと思いだした
スキルがある僕にとって必ずしも必要なアイテムではなかった
だから 廉価版で充分だと思った

まず 韓国製のCTを輸入しているメーカーと会った
「朝霧インプラントセンターの小池先生なら かってない値段でご販売します
そのかわり前金一括払いでお願いします」
なんて言う 営業マンの最終提示額は思ったほど 安くなかった

たとえば 同じEカテゴリーのトヨタの車 ヒュンダイ製が2割安いからといって買うだろうか?
ほとんど半額でもなかなか国内のシェアを取れないのが現実だ
現実に韓国内ではかなり廉価でCTが普及している噂を聞いていた

なめんじゃねー! そんな値段じゃ 買えない!
泣きそうな顔の営業マンは提示した値段を更に下げにはかかってきた

僕は怒っていた この怒りはなんなのだ


その日は重い足どりで 歩くような速度で走り始めた
長い距離をゆっくり心拍数を上げ 
いくつかの通り過ぎる風景を眺めながら走った
そして 走った

そうすると 何を
切り捨て去るべきものなのか
犠牲にしても得るべきものが何なのか
それらがだんだん明確になってきた

お前はインプラント医としてトップを目指してるんじゃないのか?
なのに 廉価版CTでいいのかよ
弱気な自分自身に怒ってるんじゃないか?
なにも営業マンに怒ることないだろう 
そもそも 営業なんて 虚飾とはったりの世界だ 
やつに罪はないはず

確かにそのとおりだった



僕にも中山きんにくん みたいに 筋肉センサーがあるようだ
筋肉に乳酸をいっぱい貯め
頭は空っぽになった

そうしたら 自然と結論がでた



臆せず最高スペックのCTを買おう!




そして そのマシンが来た

ボリュームレンダリングという
ハリウッドにおけるコンピュータグラフィックの技術の転用で開発された
より現実を リアルにそして更に脚色した鮮やかな色彩の骨が
目の前で 再現された

何の後悔もない

サンダーバード2号のプラモデルを買ってもらった小学生の気分になった
(ちなみにCTに着座してみると サンダーバードのコックピットに似た感じで ゴードンになった気分だった 自分がCT撮られても 意味ねーけどね)

ちなみに うちのCTちゃんは クリスチーナと命名した
高貴で気まぐれな このマシンは なかなか あつかいにくいようだ


火曜 午後 画廊

IMG_1645.jpg
火曜午後は 僕の歯科医院は休みなんだ
そもそも スタッフに エホバを信仰しているクリスチャンが多く
彼女達は 火曜午後は信仰にあてる時間らしく

雪崩的状況で 僕の歯科医院は 休みとなった

そして 信仰とは 縁遠い僕も 神からの祝福のような
穏やかな時間が訪れる

日頃 馬車馬のように 働く僕にとって
平日の 穏やかな午後 

事に都会の午後は 
しばし 華やかなリアルな舞台を
傍観する 一観客となる思いである

カフェの店員は まるで 映画のワンシーンを演じる
俳優のように感じられるし

窓越しに デスクに向かうビジネスマンは
勇敢な闘牛士に見える


そして ときどき 顔を覗かせる 画廊は
ささやかな 美術館だ

誰も客のいない 画廊は
世の経済論理から 隔世された時空であり

商売っ気のない無愛想な靴職人に
靴の修理を依頼する空間のように思えた

欧州おそらくパリの 
街の灯が ほんのり照らす
石畳の街の絵画

小さな絵だが 気に入った

ドラクロア

ミッシェル・ドラクロア

店の男は つぶやいた


版画で有名だが これはめずらしく 

油絵で 1点もの

そんな 説明だった


価格を聞き
勿論値切った
僕も関西人 すこし芸術を理解しようとする関西人であるとしてもだ

この絵が好きなんだろ
だったら その値段でいいよ


手付をうった
スタッフにボーナスをわたして
それから この絵を取りにこよう

穏やかな別の火曜日に

プロフィール

朝霧インプラントセンター コイケ歯科医院

Author:朝霧インプラントセンター コイケ歯科医院
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