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最後の清流

四万十川は高知県南東部にある川で
神戸より300kmに位置する高知市内より更に一般道を100km南下した場所にある

DSCF3062ssss.jpg


高速道路の発達した現代には どの場所も秘境と言えなくなっているのだが
この100kmのアディションがこの地を最後の清流と言わしめているのかもしれない


9月のこの連休に四万十川 カヌーツアーに行ってきた
もっぱら 海ばかり攻めていた僕だが 久々のリバーツーリングだ
そこで 再度登場なのが 20年以上使用の木製ファルトボート 木の葉号だ

夜明け前3時に神戸を車で出発し
現地に着いたのは午後9時
スタート地点を模索し 久々の老艇を 組み立て始めた

今回は友人と二人ツアーでタンデム艇(二人艇)の木の葉号に身をゆだねる
河原で4年ぶりに組み立てるやれのきている老艇は ひと筋縄ではいかない

9月後半とは言え 高知の日差しはきつく
あれこれ1時間かけて 組みあがった頃には 
もはや僕と友人と老艇の間には
ささやかな 連帯感と友情がそこにあった


川には 避けがたい構造的特質がある
上流から 下流にしか 下れないということだ

当然上流が流れが 急で 
下流は穏やかな流れとなる


いきなりクライマックスからスタートするベートーベンの『運命』という曲がある 
そう川下りは いきなり サビからはいる協奏曲なんだ

幾多の試練にもまれ そして 再難局に対峙する 技量と胆力をつちかうべきが
物の順序というべきだが 
そんな道理 関係ねーとばかりの 自然は有能なストーリーテラーだ

艇を水にうかべるやいなや 流れは僕らを一葉の木の葉として 激動の運命に導く
メンタルをいきなりトップギアに押し込んで
艇を流れに平行に保てば

必ずしも安全を担保しない無料ジェットコースターは
僕らを 次の瀬へと運ぶ
DSCF3068sssrrr


水面ぎりぎりから眺める川景色は 最高である
水面に顔を近づければ 透明な水越しに 川底の石が見える

ベストシーズン到来の連休にありながら 
川旅人はほとんどなく
最後の清流を 3人で(木の葉号君も含めている)独占状態だった

『パンツは蒸れても 人とは群れるな』 
四万十の清流でずぶ濡れのパンツの僕は
将にその言葉を銘とする僕の人生に呼応する時間だと感じて悦にいる

時を忘れて漕げば 17km
最高の時間をどこで終わりとするかの模索も 人生に似ている
もう十分楽しんだ そう心に言い聞かせて 沈下橋たもとに艇をよせる
DSCF3088sss.jpg

僕と供に年をとったこの老艇はもう限界だった 
この旅でお別れだと 思えば
上陸の沈下橋で すこし涙が出た
DSCF3057sss.jpg


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